2024年6月8日未明より、日本の大手コンテンツ企業KADOKAWAグループの複数のWebサイトやサービスが大規模なサイバー攻撃の影響を受け、深刻な障害に見舞われています。
人気の動画配信サービス「ニコニコ動画」や、オンライン高校「N高等学校」の学習アプリなど、KADOKAWAが運営する主要なサービスが利用できない状況が続いています。
KADOKAWAとは?
KADOKAWAは、書籍、雑誌、アニメ、ゲームなど、様々なコンテンツを手がける大手出版・コンテンツ企業グループです。
2023年時点で連結売上高は約3,500億円、グループ従業員数は約6,000人と、日本有数の規模を誇っています。
そのため、今回のサイバー攻撃は同社にとって大きな打撃となっています。
攻撃の概要と影響
6月8日未明から始まったこのサイバー攻撃により、KADOKAWAグループの複数のWebサーバーが機能停止に陥りました。
具体的には、ニコニコ動画、N高等学校の学習アプリ、KADOKAWAの公式Webサイトなど、主要なサービスが6月10日時点でも利用できない状況が続いています。
この障害により、ニコニコ動画の動画視聴やコメント投稿、N高等学校の生徒たちの学習活動が大きな影響を受けています。
KADOKAWAは「復旧には時間がかかる」と発表しており、ユーザーの皆さまには大変ご迷惑をおかけしている状況です。
原因究明と対応
KADOKAWAは、この事態を重大に受け止め、外部の サイバーセキュリティ*3 の専門家や警察当局と協力して、原因究明と復旧に向けた取り組みを急いでいます。
現時点では、外部からの不正アクセスによるサイバー攻撃が原因と分析されています。
情報漏洩の有無についても確認が行われており、ユーザーの皆さまの個人情報の保護に万全を期す方針です。
補足情報
KADOKAWAは、この事態を重大に受け止め、グループ全体で危機管理体制の強化に取り組むことを表明しています。
今回の教訓を活かし、より強固なセキュリティ対策を講じ、ユーザーの信頼を取り戻すべく全力で対応していく考えです。
まとめ
大手コンテンツ企業KADOKAWAグループが、6月8日未明から始まった大規模なサイバー攻撃の影響を受け、主要なWebサイトやサービスが長期にわたり機能停止に陥っている深刻な事態です。
KADOKAWAは外部の専門家や警察と協力して原因究明と復旧に全力で取り組んでいますが、ユーザーの皆さまには大変ご迷惑をおかけしている状況です。
今回の教訓を活かし、より強固なセキュリティ対策を講じ、信頼回復に努めていくとしています。
今後の動向に注目が集まるところですが、KADOKAWAグループの早期復旧と、ユーザーの皆さまの安全・安心の確保が何より重要だと考えます。