超新星の「衝撃波突破」とは?X線で20年に2例目の恒星死、5億光年先

大質量星の壮絶な爆発を描いたイラスト(超新星・ガンマ線バーストのイメージ)

中国のX線観測衛星が捉えた閃光は、5億光年先で起きた大質量星の最期「衝撃波突破(ショックブレイクアウト)」だったと判明しました。過去20年でわずか2例目という希少な観測例で、本来期待されたガンマ線バーストやジェットが見られなかった謎にも迫ります。

カンジダ・アウリスとは?発見地は日本、米国で3000人感染し23州に拡大

顕微鏡で微生物を観察する検査技師

薬剤耐性真菌カンジダ・アウリスの感染例が米国23州で3000件超に拡大しています。実は2009年に日本の病院で世界初確認された病原体で、約9割の株が薬剤耐性を持ち致死率30〜70%とされる中、急拡大の実態と背景、日本への教訓を詳しく解説します。

道路粉塵に鉛・ヒ素混入——米7都市調査で試料の3割超汚染、EPAは未規制の盲点

アスファルト路面のクローズアップ、道路粉塵のイメージ

米バージニア大学の研究チームが、公園や学校周辺など生活圏の道路粉塵を東部7都市で分析したところ、鉛・ヒ素・カドミウムが試料の約3分の1から検出されました。米EPAはこうした道路粉塵を正式な監視対象としておらず、規制の盲点になっている実態も浮き彫りになっています。

タパヌリオランウータンがサイクロンで7%死亡、残り716頭に

世界最少の大型類人猿タパヌリオランウータンについて、新研究で衝撃的な実態が判明しました。森林消失の7割は大規模開発ではなく小規模農業が原因で、さらに2025年のサイクロンでは個体数の約7%にあたる58頭が死亡した可能性があるといいます。生息地はスマトラ島の一部のみです。

新種甲虫「ルフィ」命名の理由とは?中国とラオスで発見

中国雲南省とラオス北部の森で見つかった新属の甲虫が、ONE PIECEの主人公ルフィにちなみ命名されました。伸びる大顎や触角、ギア5を思わせる白い体毛が命名の由来です。エウキブデルス系統の分類上の意義や、著名人・キャラクター名を冠した学名の事例もあわせて解説します。

アリの子育ては「空腹」から進化?6万個の神経細胞で謎を解明、米研究

マクロ撮影されたクロアリ

米ロックフェラー大学の研究チームが、クローンレイダーアリの脳内で空腹を伝える神経ペプチドNPFとAstAが幼虫の世話行動のスイッチとしても働くことを発見しました。進化が既存の脳回路を使い回して子育て行動を生み出した可能性を示す成果で、哺乳類や人間の養育行動の起源を理解する手がかりにもなり得ます。

話し相手AIペンダント「Friend(フレンド)」とは?孤独対策端末が音声機能搭載で再始動

常時会話するAIウェアラブル「Friend」が音声機能を追加した新型を発表し、価格を129ドルから249ドルへほぼ倍増させました。値上げに踏み切った戦略の狙いと、AIコンパニオンをめぐる安全性への懸念を、米メディアの報道をもとに解説します。

ザトウクジラの「歌」、潜水中に16時間途切れず歌い続けると米研究で判明

ザトウクジラが海中を潜水する様子

ザトウクジラのオスが潜水中に最長16時間、ほぼ途切れず歌い続けることを米シラキュース大学の研究チームがマウイ沖の6年間の調査で発見しました。歌のテーマが潜水の各フェーズと一貫して連動しており、酸素管理や性選択との関係、音響データのみから行動を推定する新たな応用も期待されています。

火星の大気はなぜ消失した?「ケルビン・ヘルムホルツ波」の仕組みを2探査機で世界初解明

火星の表面をシミュレートした画像

太陽風が引き起こす「ケルビン・ヘルムホルツ波」が火星の大気を宇宙へ流出させる仕組みを、米ボストン大学がNASAのメイヴンと中国の天問一号による探査機2機の同時観測で世界で初めて解明。かつて水があった火星が乾いた星になった謎に迫る最新研究を分かりやすく解説します。