最近、イギリスのブリストル大学に通う学生が、ファストファッションブランド「シーイン(SHEIN)」から届いた荷物の中に生きたサソリを発見するという驚くべき出来事がありました。
このニュースは、オンラインショッピングの安全性や、輸送中の生物の取り扱いについての議論を呼び起こしています。
事件の概要
18歳の電気電子工学を学ぶ学生、ソフィア・アロンソ・モッシンガーさんは、ブーツが入ったパッケージを開封した際に、動くものを見つけました。
A student in Bristol got more than she bargained for when she opened a clothing parcel from fast-fashion firm Shein to discover a live scorpion.
— BBC Breakfast (@BBCBreakfast) October 11, 2024
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「最初はおもちゃだと思ったけれど、動いたので驚いた」と彼女は語ります。
彼女はすぐに荷物を閉じて部屋から出し、ルームメイトに助けを求めました。
最初は恐怖を感じたものの、彼女は冷静に対処しました。
サソリとの遭遇
発見時の状況
ソフィアさんは、荷物を開けた瞬間に動くものを見て、「これは何だろう?」と思ったそうです。
反応
彼女は「夢を見ているのかと思った」と振り返ります。
サソリが部屋にいることが不安だったため、すぐにルームメイトを呼びました。
ルームメイトたちの対応
ルームメイトのフィービー・ハントさんは、騒ぎを聞いて駆けつけ、「生きたサソリがブーツの袋に入っている」と目撃しました。
彼女は最初、「殺すべきだ」と提案しましたが、その後みんなで意見を交わし、人道的な方法でサソリを移動させることに決めました。
動物学専攻のオリバー・ジェームズさんがキッチン用トングを使ってサソリをプラスチック容器に移しました。
「少し緊張した」と彼は言います。
サソリの毒性については誰も確信が持てなかったためです。
サソリについて
このサソリは「オリヴェリウス・マルテンシイ」(Olivierus martensii)と特定されました。
専門家によると、このサソリの毒は刺されれば、人体に重要な影響があり、場合によっては生命を脅かす可能性もあると警告しています。
ただし、通常の成人には「非常に辛い一日」をもたらす程度だとされています。
動物保護団体への連絡
彼らは最初、RSPCA(動物虐待防止協会)に連絡しましたが、同団体が主に猫や犬を扱っていることに気づきました。
その後、「国立爬虫類福祉センター」(NCRW)に連絡し、数時間以内に専門家が訪れることになりました。
このような「隠れた訪問者」は意外にも頻繁に報告されているとのことです。
NCRWのクリス・ニューマン氏によれば、「最近1か月でこのような事例が2件発生した」と述べています。
このような事件が増えている背景には、オンラインショッピングや国際的な物流が影響している可能性があります。
まとめ
今回の出来事は、オンラインショッピングで予期せぬ驚きをもたらすことがあることを示しています。
また、生物が国境を越えて運ばれる際には注意が必要です。
ソフィアさんも現在ではこの出来事を「面白い話」として振り返っていますが、その時は本当に怖かったと語っています。
このような体験から学ぶべきことは多く、今後も同様の事件が起こらないよう注意喚起が必要です。