スペインで最近話題となっているのが、「パイナップルゲート」と呼ばれる新しい出会いの方法です。
シングルの人々が、スーパーマーケットの特定の時間帯に集まり、パイナップルを使った「サイン」で相手を見つけようとしているのです。
この奇妙な風習は、一部では人気を集めていますが、一方で店舗側の対応に苦慮する事態も起きています。
Spain’s 'pineapple-gate' sparks hopes of romance and shop chaos https://t.co/EDPz8D9CjS pic.twitter.com/0CrA8qY8qg
— World News (@Worldnews_Media) September 3, 2024
この「パイナップルゲート」の発端は、俳優兼コメディアンのVivy Linが投稿したTikTokの動画でした。
動画の中で彼女は、スーパーマーケットチェーンのMercadonaの店内を歩きながら、「午後7時から8時がデートを見つける最適な時間」だと語っています。
この情報が瞬く間に広まり、多くのシングルの人々が実際にMercadonaに集まるようになったのです。
パイナップルを使ったサイン
この「パイナップルゲート」の核心は、買い物カゴにパイナップルを逆さまに置くという「サイン」です。
ワイン売り場に買い物カゴを押し入れ、気になる人がいれば反応してくれることを期待するというものです。
この奇抜な方法は、以前から「スウィンガー」と呼ばれる性的な交換関係を見つける際にも使われていたそうです。
店舗の混乱
この「パイナップルゲート」の広がりに伴い、スーパーマーケットの店内では様々な混乱が起きています。
マドリードでは、商品を買わずにカゴを押し回る若者の集団が目撃されたほか、ビルバオの一店舗では警察が呼ばれるほどの騒ぎが起きたそうです。
また、Mercadonaの従業員からは、閉店時間前に大量のパイナップルを片付けなければならない状況に不満の声が上がっているとのことです。
批判的な意見
一方で、この「パイナップルゲート」に対しては批判的な意見も出ています。
ある社会評論家は、
「ソーシャルメディアを通じて生み出された『パイナップルゲート』は、単なる冗談や子供じみた行動にすぎず、仮想世界が現実の行動を左右してしまうことを示している」
と指摘しています。
補足情報
興味深いことに、パイナップルを逆さまに置くという行為は、以前から「スウィンガー」と呼ばれる性的な交換関係を見つける際にも使われていたそうです。
つまり、今回の「パイナップルゲート」は、そうした過去の慣習を現代風にアレンジしたものだと言えるでしょう。
まとめ
スペインの「パイナップルゲート」は、シングルの人々の新しい出会いの方法として注目を集めています。
しかし、この奇抜な風習は店舗側の対応に混乱を招いており、一部からは批判の声も上がっています。
ソーシャルメディアの影響力の大きさを示す事例といえるでしょう。
今後、この「パイナップルゲート」がどのように展開していくのか、注目していく必要がありそうです。