2024年7月14日、アメリカ・フロリダ州のマイアミ・ハードロック・スタジアムで行われたコパ・アメリカ決勝戦。
前回大会の王者アルゼンチンが、コロンビアと激突しました。
アルゼンチンは大会最多16回目の優勝を目指していましたが、試合中にはリオネル・メッシが負傷退場するなど、波乱の展開となりました。
しかし、アルゼンチンは粘り強く戦い抜き、延長戦の末に1-0で勝利を収めたのです。
La Vieja Guardia levantando el título.
— Messismo (@Messismo10) July 15, 2024
Hermoso.
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コパ・アメリカ2024は、2024年6月20日から7月14日にかけてアメリカ合衆国で開催された南米サッカー連盟(CONMEBOL)主催の大陸選手権大会です。
当初はエクアドルが開催予定でしたが、2022年11月に開催を辞退し、代わりにアメリカ合衆国が開催国に決まりました。
開幕戦はジョージア州アトランタ、決勝はフロリダ州マイアミガーデンズで行われました。
大会には10カ国のCONMEBOL加盟国と6カ国のCONCACAF加盟国の計16カ国が出場し、4つのグループに分かれて予選リーグを戦いました。
グループ1位と2位が決勝トーナメントに進出し、準決勝、決勝と勝ち進んでいきます。
決勝戦は延長戦を行い、それでも決着がつかない場合はPK戦で勝者を決めることになっています。
アルゼンチンの歴史的な優勝劇
アルゼンチン代表は、グループAを3連勝で突破し、大会連覇を狙っていました。
一方のコロンビア代表も、グループBを首位通過して決勝進出を果たしていました。
決勝戦は、アルゼンチンとコロンビアの一騎打ちとなりました。
序盤はコロンビアが積極的に攻め、ゴールキーパーのエミリアーノ・マルティネスに4本の決定的なシュートを放ちました。
しかし後半になるとアルゼンチンが徐々に攻勢に立ち、ニコラス・タリアフィーコのゴールが惜しくもオフサイドで認められませんでした。
そして迎えた延長戦、アルゼンチンは代替出場のラウタロ・マルティネスが決勝ゴールを決めて1-0で勝利を収めたのです。
これにより、アルゼンチンは大会最多となる16回目の優勝を果たしました。
メッシの負傷退場と奇跡の優勝
試合中、アルゼンチンのエースであるリオネル・メッシが無接触での負傷で64分に交代を余儀なくされました。
メッシは自分の顔を両手で覆い、ベンチに座り込んでいる姿が印象的でした。メッシの負傷は、アルゼンチンにとって大きな痛手となりそうでした。
しかし、アルゼンチンのチームは粘り強く戦い抜きました。
延長戦の末、代替出場のラウタロ・マルティネスが決勝ゴールを決めたのです。
メッシの負傷にも関わらず、チームが団結して戦い抜いた姿勢は素晴らしかったと言えるでしょう。
アンヘル・ディ・マリアは代表引退試合を飾ることができ、オタメンディも国際引退を表明するなど、この優勝にはアルゼンチンサッカーの歴史が色濃く反映されていました。
補足情報
試合開始が75分以上遅れたのは、スタジアム外での観客トラブルが原因でした。
多くの観客がセキュリティゲートを乗り越えて入場しようとしており、主催者側が入場者管理に苦慮していたのです。
これは2026年ワールドカップ開催予定地での出来事であり、セキュリティ面での課題が浮き彫りになりました。
まとめ
コパ・アメリカ2024決勝は、アルゼンチンがコロンビアを1-0で下し、大会最多となる16回目の優勝を果たした歴史的な一戦でした。
メッシの負傷退場という大きな障害を乗り越え、チームが団結して戦い抜いた姿勢は素晴らしかったと言えるでしょう。
アルゼンチンサッカーの偉大な伝統が今回の優勝に色濃く反映されていました。
今後のアルゼンチンサッカーの更なる発展が期待されます。