ヘイリー・バン・リス(Hailey Van Lith)は、ルイビル大学からLSU(ルイジアナ州立大学)に移籍し、活躍が期待されていた選手です。しかし、先日報道されたTCU(テキサス・クリスチャン大学)への加入については、本人が否定しています。
移籍先は未定、複数の大学を検討中
バン・リスは、Associated Pressのインタビューで、TCUに正式に加入したわけではないと明らかにしました。「TCUを訪問し、非常に興味があるが、他の大学にも興味がある」と述べ、最終的な決定はまだ下していないことを示しました。
「どの大学にも正式にコミットしていません。でも、決断は非常に近いです。まだ紙に署名はしていません」と語りました。
バン・リスは、ルイビル大学時代に2度オールACCに選出されるなど、優れた成績を残してきた5フィート7インチ(約170cm)のシューティングガードです。特に3年目の2022-23シーズンは、平均19.7得点、4.5リバウンド、3.2アシスト、1.5スティールを記録しました。
LSUでは、ポイントガードとしての役割を担い、チームをリードしました。平均11.6得点、118アシストをマークしています。
BREAKING: Hailey Van Lith tells the Associated Press that she DID NOT COMMIT to TCU.
— Women’s Hoops Network (@WomensHoops_USA) April 23, 2024
“I did take a visit to TCU and am very interested in them, but I took visits to other schools and was very interested in them, too,” she told The Associated Press. “I haven’t made an official… pic.twitter.com/xos3mkIIJe
用語解説
オールACC
オールACC(Atlantic Coast Conference)とは、アトランティック・コースト・カンファレンスに所属する大学の選手の中から選ばれる名誉選抜チームのことです。選出された選手たちは、その年の最も優れた成績を残した選手として認められ、大学バスケットボールの最高峰レベルの選手であることを示しています。オールACCの選出は、選手の実力と活躍を称える大きな栄誉となります。
シューティングガード
シューティングガードは、バスケットボールのポジションの中で最も得点力が重視される選手のことです。主な役割は、3ポイントシュートやドライブなどを通じて得点を稼ぐことです。高い得点力と正確なシュート力が求められるポジションです。
移籍先候補には有力校が名を連ねる
ヘイリー・バン・リスが以前検討していた大学には、スタンフォード大学やサウスカロライナ大学などがあります。
TCUのマーク・キャンベル監督は、バン・リスをオレゴン大学時代から獲得を検討していました。一方、ミシシッピ州立大学のサム・パーセル監督は、バン・リスがルイビル大学在籍時のコーチでした。
これらの有力校が、ヘイリー・バン・リスの獲得を熱望していることがうかがえます。
TCU(テキサス・クリスチャン大学)とは?
強豪チームとしての評価
TCUは全米でも有力な大学チームの1つです。2024年1月4日にはNCAAカレッジ女子バスケットボールの試合でテキサス大学と対戦しており、強豪校として知られています。
2023-2024シーズンの厳しい状況
2023-2024シーズンの序盤は14連勝と好調でしたが、主要選手の怪我が相次ぎ、大変厳しい状況に陥りました。主力選手の離脱により、TCUは2試合を欠場せざるを得なくなりました。
コーチは学内からウォークオンプレイヤーを募集し、新たに4人の選手を加入させて立て直しを図りました。
ウォークオンプレイヤー
奨学金を受けていない選手のことを指します。大学のスポーツチームに所属しているものの、正規の奨学金を受けていない選手のことを指して「walk-on player(ウォークオンプレイヤー)」と呼びます。通常、大学のスポーツチームに入るには、優秀な成績や実績を持っている選手に対して奨学金が支給されます。この様な選手を「Scholarship player(スカラーシッププレイヤー)」しかし、ウォークオンプレイヤーは自費で大学に入学し、チームに加わることになります。
高い評価と期待を集める選手
ヘイリー・バン・リスは、高校時代からトップクラスの選手として評価されており、多くの有力校から注目を集めていました。
ルイビル大学時代には、2度オールACCに選出されるなど、優れた成績を残しました。特に3年目の2022-23シーズンは、平均19.7得点、4.5リバウンド、3.2アシスト、1.5スティールを記録しています。
LSUでは、ポイントガードとしての役割を担い、チームをリードしました。平均11.6得点、118アシストをマークしています。
このように、バン・リスは高い評価と期待を集める選手であり、次なる移籍先で、さらなる活躍が期待されています。
まとめ
ヘイリー・バン・リスは、LSUからの移籍先を検討中であり、TCUへの加入は未定です。有力校が競って獲得を目指す中、最終的な決断を慎重に検討しているようです。
今後の動向に注目が集まっている ヘイリー・バン・リスですが、彼女の次なる活躍に期待が高まっています。移籍先が決まれば、さらなる活躍が期待されるでしょう。