今年に入り、「+1(855)」から始まる海外の電話が日本国内でも急に増え、多くの人が「これって詐欺電話?」と不安を感じています。
実は、こうした北米エリア(+1はアメリカ・カナダなど)からの着信数は、2024年だけで前年比30%増加。
特に「+1(855)」 「+1(844)」 「+1(866)」からの着信は1万件を超える月もあるほどです。
日本人のスマホが世界中のスパマーの標的となる今、もし留守番電話に怪しいメッセージが残されていたら、どうするべきでしょうか?
「+1(855)」はどんな番号?
国際フリーダイヤルの正体
「+1(855)」は米国・カナダなど北米地域のフリーダイヤルに使われる番号帯です。
フリーダイヤルとは、電話の発信者ではなく、着信側(主に企業)が通話料を負担する仕組み。
そのため、正当な利用なら問い合わせやサポートセンターが多いですが、最近は詐欺や迷惑電話にも転用されているのが現状です。
「フリーダイヤル」=発信者に通話料がかからず、着信側(企業等)が負担する電話サービス。
詐欺電話の現状と統計
2024年9月の調査では、詐欺の疑いがある国際電話の約60%が「+1(844)」からの着信。
しかし「+1(855)」も毎月かなりの数が確認され、身近に危険が迫っています。
警察や金融機関を装った偽の音声ガイダンス、総務省を名乗る「2時間後に電話が使えなくなる」などという詐欺も報告されています。
数字で見る現状
留守番電話を「聞く」だけでお金はかかる?
留守番電話の料金体系
iPhoneやAndroidスマホでは、メッセージを再生するだけなら基本的に「追加課金」は発生しません。
例えば主要キャリア(au, docomo, SoftBank, 楽天)の標準留守番電話サービスの場合、「再生」は通常の通話料(22円/30秒)がかかる仕組みですが、月間定額で使い放題のプランもあります。
「伝言メモ」との違い
ただし、スマホ本体の「伝言メモ」「簡単留守録」機能(iPhone Visual Voicemailなど)の場合は、再生料金はかかりません。これはキャリアサービスではなく、端末内蔵機能だからです。
結論:メッセージを「再生するだけ」なら心配不要
- キャリアの留守番電話:22円/30秒
- 伝言メモ・端末録音:無料
留守電を「聞いただけ」で高額な国際通話が勝手に発生することはありません。
逆に折り返し電話をしたり、ガイダンスの指示で個人情報を伝えるとトラブルに巻き込まれる可能性が高いので要注意です。
【迷惑電話対策】詐欺への実効的なアクション
迷惑電話・詐欺対策は必須
不審な内容や迷惑な着信の場合、次のような対策が推奨されます。
迷惑電話対策のポイント
- iPhoneなら「知らない発信者を沈黙にする」や通話履歴から着信拒否設定を使う
- 専用アプリ(TobilaPhone, Whoscall等)によるブロック&着信警告機能の利用
- キャリア(SoftBank, au, docomo等)が提供する「ナンバーブロック」サービスの活用
- 不審な留守番電話はすぐに削除。折り返しは原則禁止
融通の利く対策で安心を
アプリとキャリアサービスを併用することで、スパムや詐欺着信の95%以上はブロックできます。
被害事例としては、「折り返した途端、数千円の国際通話料を請求された」「偽SMS連携で個人情報が漏れた」など、2024〜2025年も増加傾向です。
北米フリーダイヤルの周辺事情と安心ポイント
- 米国・カナダ・一部中南米では、日本のフリーダイヤル同様「着信課金」が主流
- 実際の「コレクトコール」の悪用例は少ないが、安心感があるフリーダイヤルこそ詐欺に使われやすい
- 留守番電話の本体機能利用がコスパ抜群。キャリア連携型は月額330円程度で、音声保存数や保存期間、再生方法の違いをよく確認しよう
- 迷惑電話対策アプリの多くは月額無料または数百円と、低コストで大きな効果
まとめ
「+1(855)」からの着信は、表面上は安全なフリーダイヤルに見えても、近年は詐欺・迷惑電話の温床となりつつあります。
しかし、留守番電話を「聞く」だけなら料金はほぼ発生せず、折り返しや個人情報の提供こそが危険です。スマホ・iPhoneユーザーは、迷惑電話対策アプリとキャリアサービスの併用でほぼすべてのリスクに対処可能です。
むやみに不安になる必要はありませんが、最新の対策を常にチェックして「自分の電話を守る」意識を持ちましょう。個人的な見解としては、日々のニュースや警察庁レポートで警戒度が上がっているのも納得できます。
「怪しいと思ったらすぐ削除」。それが現代のスマホリテラシーです。