4月26日のトロント・ブルージェイズ戦で、大谷翔平選手がホームチームのファンから大きなブーイングを浴びました。
しかし、大谷選手はそれに屈することなく、即座に７号ソロホームランを放ち、ファンの声を一掃しました。
大谷選手とトロントファンの確執
昨年の12月、大谷選手の移籍先として有力視されていたのがトロント・ブルージェイズでした。
SNSでは大谷選手がトロントに向かう自家用
機が目撃されたという噂が飛び交い、ファンの期待を高めていました。しかし、結局のところ、この噂は根も葉もない”インターネット上の憶測”に過ぎず、大谷選手はロサンゼルス・ドジャースに7億ドルの大型契約で移籍することになりました。
この一件により、トロントのファンは大谷選手への不信感を抱くことになりました。彼らは自分たちのチームが大谷選手を獲得できなかったことに大きな失望感を感じていたようです。
大谷選手のホームラン
4月26日の試合、大谷選手がトロントに初めて訪れた際、ファンは大きなブーイングで彼を迎え入れました。選手紹介の際も、試合開始前も、大谷選手の名前が呼ばれるたびに野次が飛びました。
しかし、大谷選手はこれに動じることなく、第1打席の初球を右翼席へ運ぶ見事なソロホームランを放ちました。これは今季7号にして、ドジャース球団の日本人選手最多記録（※）タイの快挙でした。
一時的に沈黙に包まれたスタンドでしたが、すぐにまた激しいブーイングが湧き起こりました。大谷選手が本塁に戻る際も、野次と罵声が絶えることはありませんでした。
ドジャースの日本出身選手の最多ホームラン
ドジャースにおける日本出身選手最多ホームラン記録はデーブ・ロバーツ現監督が持つ７本です。
ロバーツ監督は沖縄・那覇市生まれで、父親が海兵隊に所属していて沖縄の基地に勤務していたことがあり、日本人女性と結婚しています。ロバーツ監督は日米のハーフということになります。ロバーツ監督はMLB史上初の日本生まれの監督であり、日本生まれの監督として初めてワールドシリーズで指揮をとり世界一にもなりました。
ドジャース側の反応
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、大谷選手がトロントのファンから過度な反応を受けることを予想していなかったと述べています。
「大谷は何も悪いことをしていないのに、なぜこんなにひどい扱いを受けなければならないのか」と、ロバーツ監督は憤りを隠せませんでした。
チームメイトのフレディ・フリーマン外野手も、「大谷は移籍先の噂を流したわけではない。メディアの間違いなのに、なぜファンはあんなに大谷を責めるのか」と疑問を呈しています。
大谷選手の冷静な対応
一方の大谷選手は、ファンの反応に動じることなく、冷静に試合に集中していました。
「ブーイングは気にしていない。自分のプレーに集中するだけ」と、大谷選手は淡々とした口調で語りました。
ホームランを放った後も、ファンの野次に耳を貸すことなく、ベンチに戻っていきました。
背景
大谷選手がトロントで大きなブーイングを浴びた背景には、昨年の移籍報道をめぐる経緯があります。当時、SNSでは大谷選手がトロントに向かう私用機が目撃されたという噂が流れ、ファンの期待を高めていました。
しかし、結局のところこの噂は根も葉もない”インターネット上の憶測”に過ぎず、大谷選手はロサンゼルス・ドジャースに移籍することになりました。
この一件により、トロントのファンは大谷選手への不信感を抱くことになりました。彼らは自分たちのチームが大谷選手を獲得できなかったことに大きな失望感を感じていたのです。
まとめ
今回の出来事は、大谷翔平選手の強さと冷静さを示す象徴的なシーンとなりました。ファンからの過度な反応に動じることなく、即座に７号ソロホームランを放ち、ファンの声を一掃した大谷選手の姿勢は、まさに”スーパースター”にふさわしいものでした。
大谷選手は今後も、このような過度な反応に遭遇する可能性があります。しかし、彼の冷静な対応と圧倒的な実力は、ファンの心を動かし続けるはずです。これからも大谷選手の活躍に注目が集まり続けるでしょう。