パナソニックサイクルテックは、電動アシスト自転車用の電池パック約14万個を無償で交換(リコール)すると発表しました。
この電池パックには設計上の不具合があり、発煙・発火事故が相次いでいたため、消費者の安全を最優先に対応することになりました。
電動アシスト自転車用バッテリーパックの新たなリコール社告実施について(2024年4月23日)|パナソニックサイクルテック
パナソニックは、2015年1月から2017年7月に製造された電動アシスト自転車用の電池パックについて、リコールを実施することにしました。これは同様の問題で4回目のリコールとなります。
概要
電池パックには設計上の不具合があり、2020年5月以降、電池セルの外部などでショートし発煙・発火する事故が13件発生していました。
人的被害は出ていないものの、リコールの対象となっています。
パナソニックは、経年劣化により発煙・発火のおそれがあるこれらの電池パックについて、無償で交換を行うことにしました。
被害
パナソニックによると、リコール対象の電池パックは経年劣化により発煙・発火するおそれがあり、これまでに13件の事故が確認されています。人的被害は報告されていませんが、自転車を焦がすなどの物的被害が生じていました。
電池パック交換の受付方法
対象製品の確認 – リコール対象は2015年1月から 2017年7月に製造されたバッテリーパックです。
交換の申請 – LINE もしくはホームページ内「インターネットによる受付」より申し込み、またはフリーダイヤルへの連絡となっています。なお、LINE公式アカウントでの申し込み有効期限は2025年4月22日までとなっています。
交換用の新品バッテリーと貸し出し用の放電器が送られてくるので、リコール対象バッテリーを放電してから返送する必要があります。
詳細はパナソニック公式サイト「リコール社告」を御覧ください:https://panasonic.co.jp/pct/info/ex/
電池パックの交換にかかる期間
リコールの交換期間については明確な情報がありませんが、パナソニックが迅速に対応し、できるだけ早期に交換を完了させることが期待されます。
交換にかかる費用
パナソニックは、対象となる電池パックについて無償で新しい電池パックと交換する方針です。消費者に費用負担はかかりません。
交換に必要な書類
具体的な書類の提出や手続きについては明確な情報がありませんが、製品の確認と交換申請ができれば、特別な書類は必要ないと考えられます。
インターネットまたは電話受付の際に、バッテリー品番と全11桁のロット記号の確認が必要ですので、事前に調べておく必要があります。
まとめ
パナソニックサイクルテックは、電動アシスト自転車用の電池パック約14万個を無償で交換(リコール)すると発表しました。
対象製品をお持ちの方は、早めに交換手続きを行うことをおすすめします。