菊池雄星、勝利のたびにウイスキー「山崎」をブルージェイズのチームメイトと分かち合う

4月17日のヤンキース戦で好投し、チームの勝利に貢献した菊池雄星選手。ブルージェイズの選手やファンから絶大な支持を受けています。彼はチーム内で「クッチ(KUCH)」という愛称で呼ばれています。

そんな菊池雄星選手は自身の先発日に試合に勝利した際に、日本の高級ウイスキー「山崎」をチームメイトと分かち合うという新しい勝利の儀式を行っているようです。

菊池雄星選手の略歴と今シーズンの活躍ぶり

菊池雄星選手は2016年に日本プロ野球からメジャーリーグのシアトル・マリナーズに移籍。その後2022年からトロント・ブルージェイズでプレーしています。

今シーズンの開幕から3試合で防御率1.04と大活躍。過去最高の自信を持ってマウンドに立っているそうです。

菊池雄星は今季、自身にとって重要な年を迎えています。
前年の2022年シーズンは最悪の成績で、防御率5.19を記録し、ローテーションから外れていた。最大の課題はコントロールの悪さで、四死球率が過去最悪の12.8%に達していました。一方で、奪三振率は27.3%と、高い潜在能力も示していました。

チームメイトのゴズマンは、菊池の熱心な取り組みと向上心を高く評価しています。前年の苦しい時期にも、ゴズマンらは菊池を励まし続けていました。今春は、ピッチャークロックの導入が菊池の投球にも良い影響を与えていると分析しています。

勝利後のウィスキー

先日、菊池雄星選手が、チームの勝利後にロッカールームで山崎の日本ウイスキーを振る舞っていると報じられました。

紹介したXの投稿には3000ドルのウィスキー山崎と投稿されていますが、後述するインタビューで2022年に販売された山崎だといっていますので、「山崎 LIMITED EDITION 2022(5万~10万円くらい)」ではないかと思います。

もちろん少量ずつ。これは上質なものなのだから。
「そのボトルはかなり高価だが、ダニエル・ボーグルバックも先日参加した。参加したい人は気軽に」と菊池は通訳の大島祐輔を介して語った。「ボトルは少し高価だが、私は購入を気にしない。そして、もっと勝利が重なれば、買い続けられることを願う」

https://www.mlb.com/news/yusei-kikuchi-shares-leisurely-activities-with-blue-jays

また、このMLBの公式サイトの記事では、日本のウィスキーの歴史についても詳細に解説されていました。

1923年に鳥井信治郎が蒸溜所を設立したとき、ウイスキー生産は日本にとって新しいものだった。地元の人々は、毎日大量の大麦が蒸溜所に運び込まれるのを目にしたが、反対側から出てくるものは何も見たことがなかった。ウイスキーに必要な年数がかかる樽熟成の工程になじみがなかったため、「臼助」と呼ばれる大麦を食べる鬼が蒸溜所の下に住んでいるという噂が立った。

それから1世紀、日本ウイスキーはゆっくりと成長し、最近では国際的にも注目を集めるようになり、山崎のウイスキーは最も人気のある銘柄の1つとなった。

https://www.mlb.com/news/yusei-kikuchi-shares-leisurely-activities-with-blue-jays

菊池自身はウイスキーをそれほど飲むタイプではなく、ブルージェイズと契約した2022年に出たボトルであることくらいしか知らなかったそうです。しかしチームメイトとシェアすることを楽しみにしていたとのことです。

菊池のボトルからの一杯はバーボン派のダニエル・ボーグルバック選手にとって新鮮な体験だったが、2019-20年にマリナーズでチームメイトだったころから菊池と仲良くしている彼は、友人のメジャーでの成功を誇らしげに見守ってきたそうです。

「新しい国に来て全くの新生活を送るということを人々は考えないと思う。家族と離れ、全く新しい文化と言語を学ばなければならない。その上で最高のレベルでプレーしなければならない。こうした障壁を乗り越え、ここで快適に感じるようになった菊池を見ることができて嬉しい。誰でも快適な環境にいれば、本来の能力を発揮できる」とボーグルバックは語っています。

チームメイトやファンからの絶大な支持

試合後のインタビューでは、チームメイトのビラド・ゲレーロ・ジュニア選手が「とても誇らしい」とコメント。ジョージ・スプリンガー選手も喜びの声を上げるなど、菊池選手への信頼がうかがえます。

菊池選手はチーム内でも人気者。その証拠に、インタビュー中にビラド選手が「いいぞ、クッチ!」と声をかけている場面が報じられています。

Xでのファンの反応

ブルージェイズの4連勝。またしてもクッチが好投した。明日は、ガウスマンが元ジェイのマーカス・ストローマンを圧倒して、スウィープを達成しよう

”ウーーーー、クッチ!” 菊池雄星はかつてないほどの自信を持ち、”素晴らしいshit “を手に入れ、#ブルージェイズ のチームメイトはただひたすら彼を愛している。彼は今、完全にコントロールしている。

愛称の由来

菊池選手の愛称「KUCH(クッチ)」は、苗字の「Kikuchi」から派生したものだと考えられます。ファンやチームメイトに親しみを感じさせる愛称となっています。

まとめ

今シーズン限りでメジャー契約が切れる菊池選手ですが、現在の好調ぶりが続けば契約延長もあり得るでしょう。

チームのエースとして、さらなる活躍が期待されます。応援したい「クッチこと菊池雄星」、ぜひシーズン最後まで追いかけていきましょう!

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