長年噂され続けてきた「Xboxのハンドヘルド機」がついに現実になりました。
Introducing the new ROG Xbox Ally Series.
— ROG Global (@ASUS_ROG) June 8, 2025
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2025年夏、Xbox Games Showcaseにて、ASUSと共同開発した「ROG Xbox Ally」シリーズが発表され、ゲーム業界に大きな衝撃が走っています。
Nintendo SwitchやSteam Deckといったライバルが既に市場を席巻する中、Xboxは独自の強みを活かし、Windows OS搭載による圧倒的な自由度と、Game Pass(ゲームのサブスクリプションサービス)との完全連携を武器に新たな市場を切り拓こうとしています。
本記事では、ROG Xbox Allyのスペック、他機種との違い、SNSでの反響、そして今後の展望まで、徹底的に解説します。
ROG Xbox Allyとは?—新ハンドヘルドの特徴と性能
⬛ ROG Xbox Ally X
— Xbox (@Xbox) June 8, 2025
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ROG Xbox Allyは、XboxとASUSがタッグを組んだ全く新しいゲームハンドヘルドです。
大きく分けて「ROG Xbox Ally」と「ROG Xbox Ally X」の2モデルが用意されており、いずれもWindows 11 Homeを搭載。
これにより、Xboxのゲームだけでなく、SteamやBattle.netなどPC向けストアのタイトルもネイティブでプレイできます。
主なスペック(ROG Xbox Ally/ROG Xbox Ally X)
項目 | ROG Xbox Ally | ROG Xbox Ally X |
---|---|---|
ディスプレイ | 7インチFHD・120Hz・500nits | 7インチFHD・120Hz・500nits |
メモリ | 16GB LPDDR5X-6400 | 24GB LPDDR5X-8000 |
ストレージ | 512GB M.2 SSD | 1TB M.2 SSD |
バッテリー | 60Wh | 80Wh |
重量 | 670g | 715g |
プロセッサ | AMD Ryzen Z2 A | AMD Ryzen AI Z2 Extreme |
どちらもXboxコントローラーに近いグリップとボタン配置、HDハプティクス(振動フィードバック)、USB-CポートやmicroSDカードリーダーなど充実の拡張性を持ちます。
特にXモデルは、より大容量のメモリとストレージ、大きなバッテリーを搭載し、長時間・高性能なゲームプレイが可能です。
他機種との比較—Nintendo Switch 2・Steam Deckとの違い
Xboxのハンドヘルドは、Nintendo Switch 2やSteam Deckといった既存の携帯ゲーム機とどう違うのでしょうか。
ここでは各機種の特徴を比較します。
項目 | ROG Xbox Ally | Nintendo Switch 2 | Steam Deck |
---|---|---|---|
OS | Windows 11 | Nintendo OS | SteamOS |
ディスプレイ | 7インチFHD | 7インチ(推定) | 7インチ(種類による) |
ストレージ | 512GB/1TB | 256GB | 64GB~1TB |
重量 | 670g/715g | 534g | 約600g |
ゲーム配信 | Xbox/PC全般 | Nintendo Switch | Steam |
サブスク | Game Pass対応 | なし | なし |
ポイント解説
- OSの自由度
Windows搭載により、XboxアプリだけでなくSteamやEpic Games、EA PlayなどPC向けプラットフォームのゲームも直接プレイ可能。これはSwitchやSteam Deckにはない大きな強みです。 - サブスクリプションサービス
Game Pass Ultimateを契約していれば、発売日から数百本のゲームが即遊び放題。SwitchやSteam Deckでは実現できない体験です。 - 重さとバッテリー
重量は他機種よりやや重めですが、バッテリー容量はXモデルで80Whと大きく、長時間プレイにも対応します。 - アップグレード性
SSDやmicroSDカードスロットでストレージ拡張が容易。Steam Deckと同様、PCライクなカスタマイズ性も魅力です。
価格・発売日・今後の展開
現時点で価格は未発表ですが、海外メディアによると「$499~$599(約7.5~9万円)」程度になるという噂も流れています。
発売は2025年ホリデーシーズン(年末商戦)を予定。
日本を含む主要国で先行発売され、その後他市場にも展開予定です。
今後の情報公開に期待される点
- 価格発表
コストパフォーマンスが大きな注目点。特に「Xモデル」は高性能ゆえに高価になる可能性があります。 - アクセサリーや周辺機器
専用スタンドや充電器、保護ケースなどが発表される見込み。公式サイトで随時情報が更新されます14。 - ゲームラインナップ
発売と同時にGame Passに多数の新作が登場。Tony Hawk’s Pro Skater 3+4、Ninja Gaiden 4、Outer Worlds 2など話題作が揃います5。
SNS・ネット上の反響—ファンの声をチェック
Xboxハンドヘルド発表直後から、SNSやネット上では大きな話題となっています。
Twitter(現X)やYouTube、Redditなどのコメントをピックアップしました。
- 期待の声
「ついにXbox版Switchが来た!」 「Game Passでどこでも遊べるのは革命」 「SteamやEpicも使えるなら最強」といったコメントが多数。 - 懸念の声
「重さが気になる」 「価格次第では厳しいかも」 「バッテリー持ちは?」といった意見も見られます。 - 比較議論
「Switch 2やSteam Deckとどっちが良い?」 「Windows搭載ならPCゲームも遊べるのが魅力」といった比較も盛んです5。
特にYouTubeのリアクション動画では「Oh my gosh!」 「I need a price!」など、興奮のコメントが続出。
多くのユーザーが価格発表を心待ちにしています5。
専門家の分析と今後の展望
Xboxハンドヘルドの登場により、ゲーム業界の勢力図は大きく変わる可能性があります。
専門家や業界関係者の見解をまとめました。
- Windows搭載のメリット
PCゲーム市場への参入障壁が低く、XboxユーザーだけでなくPCゲーマーにもアピールできる点が評価されています。 - Game Passとの相乗効果
サブスクリプションサービスとの連携により、発売時から膨大なゲームラインナップを提供できるのはXboxならではの強みです。 - 競合との差別化
Switch 2は独自の最適化で軽快な動作を実現し、Steam DeckはPCゲームの携帯化に特化。Xboxハンドヘルドはその両方を兼ね備えたハイブリッド型として注目されています。 - 今後の課題
価格設定やバッテリー持ち、重量などがユーザーの購入判断に大きく影響するでしょう。また、アクセサリーや周辺機器の充実も今後の鍵となります。
ゲームラインナップとサプライズ発表
ROG Xbox Allyの発売に合わせ、Game Passには多数の新作が登場します。
例えば、Tony Hawk’s Pro Skater 3+4、Ninja Gaiden 4、Outer Worlds 2など、話題作が揃います。
さらに、Call of Duty: Black Ops 7も発売日にGame Passに登場予定です。
これは、Nintendo Switch 2向けには発表されていない点も注目されています5。
また、Xbox Games Showcaseでは「Persona 4 Remake」の発表も大きな話題となりました。
17年ぶりのリメイク作で、発売日は未定ながらファンの期待が高まっています5。
まとめ
Xboxが長年温めてきたハンドヘルド戦略がいよいよ現実のものとなりました。
ROG Xbox Allyシリーズは、Windows搭載による圧倒的な自由度とGame Passとの連携、そして高性能なハードウェアで他機種との差別化を図っています。
価格やバッテリー持ちなど課題は残りますが、ゲーム市場に新たな風を吹き込む存在となることは間違いありません。
今後の情報公開や実際のユーザーレビューにも注目しつつ、自分に合ったハンドヘルド選びを楽しんでください。
Xboxファンはもちろん、PCゲーマーやサブスク好きにもおすすめの一台です。